【初心者お手本】自主制作映画を撮りたくなったら。
映画を撮りたい。
ヒーロー映画でも、恋愛映画でも、コメディでもなにか映画という形で表現してみたいと思ったあなたに、同じく映画を撮りたいと思い、撮りまくった私が経験して思ったことをまとめてみたので、是非参考にして欲しい。決して映画監督とか制作系で働いているものでもないから偉そうなことは言えないけど。
友人を呼ぶ。
映画を撮るには、カメラ、音声、俳優など様々な場面で役目を担わないといけない。自分しか出ない映画ならさいあく一人でできるけど、複数で撮る場合、いろんな人に協力してもらうしかない。俳優も友人でやる場合、プロではないのである程度の妥協する勇気は必要だ。
映画を見る。
参考にしたい物語や、撮り方をプロが作った手法を勉強する。決してまねできないけど、でも見るのと見ないのとでは全然脚本、カメラの扱い方が変わるから。
youtubeを見る。
映画を見たら今度はyoutubeでアップされた自主製作映画を見てみる。様々なクリエイティブに触れて、素人でもこんな格好いいものが作れるんだとか、この動画よりはいいものが作れると意欲が高まる。
カメラの撮り方にこだわる。
物語の流れを俳優以外で伝えるにはカメラアングルで説明する。何気なしに撮る方法もあるが、それだと携帯で撮ってるのと変わりない気がする。だからきちんと絵コンテ作るとか、カメラアングルは撮影する前にみんなで確認したほうがいい。
衣装、カメラ、俳優は人に頼る。
映画を撮りたいと思った時点であなたは映画監督なのである。次に衣装やカメラ、俳優をどうするかと思った時点でプロデューサーなのである。自分が全部成し遂げるのもいいが、自分より優れた才能を持っている友人には、知恵や技術を借りよう。
台本なんて読んでくれないと頭に入れておく。
映画にはきちんとした脚本が必要だ。脚本がボロボロだとその映画の進行はおかしくなる。だから程よくアイデアを駆使した脚本を完成させる。しかし、参加してくれる人が素人の友人であれば、完成されたセリフをきちんと覚えてきてくれるとは限らない。でもそれでイライラしない。だって友情出演してくれるだけでありがたいから。
無許可で撮ってる公園や野原での撮影は気をつけろ。
映画のワンシーンでけんか、あるいは銃のシーンなどの撮影はあまり時間をかけないほうが身のため。なぜなら通報される可能性がある。警察がやってきて事情徴収しに来る。その時に「あ、喧嘩じゃなくて映画の撮影です」というのはとても恥ずかしいし、またお忙しい中警察の方に来てもらうのも申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
朝早くに集まり、暗くなる前に帰る。
もしあなたの撮影機材の中に照明が無ければ、一つ注意してほしいことがある。それは映画撮影の天敵は、車や電車の音、変に質問してくるおっちゃんに続いて、日が暮れることだ。これは本当に大変なことである。途中から街灯の下や公共トイレの電気の前でのシーンが多くなってしまう。だから朝早くから撮影して、段取りをきちんとして行動しよう。
小物や機材はamazonに探せばある。
映画のワンシーンで必要な小道具や、撮影するときに必要な撮影機材はamazaonの中に探せば出てくる。amazonは本当に便利であるから、脚本を考えるときに、amazonで調べながら話を考えるとより現実的な話し合いができる。
母校を頼る。
撮影する場所は無許可や自分の家だけでは代わり映えがなくなってしまう。お金を出せばいろんな場所で撮影できるが、そんなお金はないと嘆いたら、母校を頼ってみよう。知り合いの先生がいる場合、意外と貸してくれる時があるから、一か八かで聞いてみよう。
編集に時間を使え。
撮影にもそれなりに時間を使えばいいが、編集にはもっと時間を使おう。妥協はせずにいいものを作ろう。仮編→確認の繰り返しをして、削いで削いでダイヤモンドのように作品を磨き上げよう。あとは編集ソフトにお金をかけてみよう。小道具よりもここでお金を使おう。
女優さんには気を遣え。
監督が男チームを編成していたら、そこに出てくれる女性には人一倍気を遣おう。トイレや着替えなど特に。女優がいることで映画の中に花が生まれ、撮影空間に清々しい空気が生まれるからありがたい気持ちを忘れずに。
邪魔者は切れ。
素人で作る映画で気を付けたいことは、映画撮影が徐々にただの動画撮影に変わってしまうこと。無駄話が増え、ただの集まりになってしまえば意味がない。もし映画撮影に邪魔だなと思う人がいたなら感謝の気持ちを込めて早めにクランクアップさせよう。やはり言っても素人の集まりだから撮影空間の皆のモチベーションには気を付けなければならない。
著作権はシビアだ。
音楽や編集ソフト、画面上に入った個人情報には本当に気を付けよう。特にそれをyoutubeとかで載せる場合は特に。自分一人では対処できないことにもなりかねない。
完成期限は決めろ。
いくら素人の集まりだからと言って、いつか完成したらいいやと思うのではなくて、この日までに完成させよう、と決めておくと、皆の士気が高まりより完成度の高い作品が仕上がると思う。その対策として良いのが、コンペに出すことである。
まとめ とにかく映画を撮るのは難しい。
私は決してプロでもなんでもなく、ただ高校の時から映画を撮ってきただけの者だから、私の言うことに従わなくてもいいけど、こういうこともあるよと頭の片隅に置いといてくれたら幸いである。あとはとにかく映画撮影は難しい。素人の集まりで大変なんだからプロはもっとすごい。本当に尊敬するし、世に批評される面白くないといわれてしまう映画でも私は面白くないとは簡単には言えなくなった。1から2,3にすることはもしかしたらできるかもしれないが、0から1にする才能がある人はあまりいない。そんな人に私はなりたいと思う今日この頃である。
ありがとうございました。